どこの家でも、工具箱の中には結束バンドが入っているでしょう。
今や100円均一ショップでも手に入る商品なので、生活必需品とも言えます。しかし、この結束バンドを屋外で使う場合には、気を付けたいことがあります。特に、雪が降る地域では注意が必要です。雪国では雪を溶かすために融雪剤を撒くことがあるでしょう。融雪剤の成分である塩化カルシウムが、結束バンドを劣化させるのです。塩化カルシウムを撒くと車が錆びるというのはよく聞くと思いますが、結束バンドも材質によっては劣化させてしまいます。
雪国の人は100円均一ショップの商品ではなく、材質をよく見てたくさんの種類の中からあなたの生活に合った物を選びましょう。耐候性ポリプロピレンでできている商品であれば、融雪剤の塩化カルシウムの影響も少なくなり、8年くらいの寿命があると言われています。さらにテフロン素材の物であれば紫外線にも強いので、一層強度が増します。ステンレス素材のものは、30年は大丈夫だと言われています。
但し、寿命が長いものほど価格も高くなるので、いつも100円均一ショップで購入している人にとっては、「えーっ、こんなに高い値段なの」と、びっくりするような価格に思えるかもしれません。雪国で生活している人は、一度屋外の配線を束ねている結束バンドが塩化カルシウムの影響で劣化していないか確かめてみましょう。もしも劣化している物がある場合は、材質を選んだものを購入するようにしてください。