屋外で使用する場合、結束バンドの中でもナイロン66という材質で作られたものがよく利用されています。
押し込むだけで簡単に固定ができるだけでなく、いろいろな特性を備えているためです。配線を束ねるほか、ソーラーパネルを固定する際など色んな場面で使われています。ではなぜ、結束バンドといえばナイロン66がよく利用されているのでしょうか。結束バンドの中でもナイロン66はリーズナブルな値段で購入できる製品ですが、高温の環境でも問題なく使用できる耐熱性が魅力です。
夏になると日本は気温が30度以上になることも当たり前ですが、直射日光が当たる屋根部分ではさらに高温です。そんな過酷な状況でも耐えられる材質で、冬場の低温でも問題ありません。なぜなら、使用できる温度範囲がマイナス40度程度から100度前後まであるからです。紫外線による変質も心配がないので、屋外に使用するのにとても適しています。
摩耗しにくい性質も持っているため、長く使い続けられるところも優れており、頻繁に交換をする手間がかかりません。また自己消火性があるので、建物等に安全に使用できます。とても手軽に使える結束バンドのナイロン66ですが、いくつかグレードが分かれており、中には耐候性に劣るものがあります。さらに酸性の薬品類には注意しなければならない材質なので、目的に合わせてグレードを選択することが重要です。適切な範囲内で使えば、長持ちするのが結束バンドナイロン66の魅力です。