ケーブル配線時に必要な線名札

ケーブルの配線を行う際に、ケーブルがあまりにも多くなるとどのケーブルがどこへつながり、どんな配線だったのかが分からなくなることが起こります。

特にケーブル敷設から何年も経ってから別の人間が配線の変更やメンテナンスを行う場合に何の対策もしていなければ、配線を確認するだけでも時間がかかってしまい非効率です。そういったことを防ぐために便利なのが線名札です。線名札はケーブルタグとも呼ばれ、丸型や四角型のタグに紐がついているという構造です。タグの部分に文字を書いてケーブルに結んで使用します。使い方によっては結束バンドのような効果も果たします。線名札には結び方が複数あります。

線名札の使用用途的にも簡単に外れてしまっては意味がありませんので、基本的には強めに結ぶようにします。しかし、固く締め付けすぎれば、付け直しをしなければならなくなった場合、紐を切らなくてはならなくなります。基本的には安価なため、再利用ができなくなることに抵抗がなければ問題ありませんが、再利用を考えている場合は、締め直しもしやすい結び方もあるためそちらを利用して結びます。

インターネット上で、いくつもの結び方が紹介されているため、使用目的に応じて結び方を選ぶのが一番です。必ずこのように結ばなければならないと言うやり方は存在しないため、我流で結んでしまっても問題はありませんが、多くの人間でケーブル敷設を行う場合、ある程度は現場内で統一した結び方を確認しておくべきです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *